空き家賃貸大家になって感じた4つのこと
空き家状態になっていた実家を賃貸して家賃収入をえています。1年半経過して分かったこと、感じたことをまとめてみました。
空き家問題に悩んでいる方の参考になればと思います。
その1
「想定外の修繕が必要になったら…」と不安になる
例えば、空き家のエアコンが壊れたら、給湯器が壊れたら、シロアリが住みついたら、などなど…。借主さんが住んでいる以上は大家はそれを保証しなければならないわけですから上記のトラブルが発生すれば大家が費用を負担しなくてはなりません。新築であればそういった不安は少ないと思いますが、築年数が経過しているので不安がまったくないはずはありません。想定していない事象で多額の修繕費が必要になったら…という不安はぬぐえません。こういった不安に対する耐性がなければあまりお勧めできません。
その2
家の修繕、リフォームに関する知識や、工務店などの人脈が必要となった
例えば貸家に修繕が必要になった場合、工務店さんにお願いすることになるかと思いますが、まったく知識がないと相場がいくらぐらいなのか見当がつきません。少し多めに見積もられたりしてもわかりません。信頼のおける工務店さんと付き合うか、簡単な修繕であれば自分で修繕するくらいの知識を身に着けた方がよいのではないかと思います。
自分は義父が工務店さんなのでお願いしていますが、正直、このように頼れる義父がいなければ貸家のオーナーにはなっていないでしょう。
その3
空き家の草刈りなどのことで悩まなくなった
空き家を人に貸すまでは、毎年草刈りをしに行ったり除草剤をまきに行ったりしていました。私の場合は近場でしたが、それでも住んでもいない家に労力をかけるのは負担が大きいです。
人に貸してからは運よく借主さんがご自分で除草剤をまき草むしりなど庭の管理をされているそうなのでこういった負担はなくなりました。(厳密にはこういった維持管理は大家がすべきなのですが、借主さんがご自分でやるとおっしゃっているのでお任せしています)
その4
確定申告が必要になった(火災保険、固定資産税が費用として計上できるようになった)
収入源が増えたので確定申告をおこなっています。これ自体はスマホでできるようになったためそれほどの負担ではありません。家賃収入から費用を引いた金額を所得として計上しますが、火災保険費、固定資産税は費用として計上できるようになりました。除草剤なども本来は費用計上できるのですが、私は借主さんにお任せしているため計上しておりません。
ここに記載した通り、空き家を人に貸し大家さんとなることでいい事もあれば不安なことも増えたと感じております。
ただ、トータルでいえば空き家問題に悩む時間や労力が減りましたので、仮に利益がほとんどなかったとしても大家によかったと思ってます。
空き家問題に悩む人の参考になればうれしいです。