勝手にバルサン&引っ越し早すぎ事件
これは賃貸契約締結日から賃貸開始までの約1ヶ月間のことです。
修繕工事、クリーニングが済ませる予定がありしたが、貸主さんから「賃貸開始1週間前、リビングにソファを運び込んでもよいか」との問い合わせがありました。スケジュールがかつかつでしたので修繕工事、クリーニング後の「現状確認」がソファ運び込む前日になってしまったのです。
現状確認は
- 工事業者にお願いした「修繕」がきちんと終わった
- 借主さんに貸す前はこういう状態でした
というのを確認する重要な工程です。
私も平日昼間は会社員で時間が取れませんでしたが、ソファ運び込む前日(土曜日)に現状確認をおこなうこととしました。)
そして現状確認の日(事件当日)
土曜日の朝8時くらいに貸家に出向いてみると、玄関入りすぐ横の窓が開けっぱなしでした。「あれ、クリーニング業者の閉め忘れ?」と思い、窓を閉め先に進もうとすると、床に手のひらサイズの芳香剤?みたいなモノが置いてありました。「何だろう?」と思い近づこうとすると、急に咳が止まらなくなりました。「これはヤバイ!」と思い、咳をしながら慌てて外に飛び出ました。待ち伏せの毒ガス攻撃を受けた気分です。
不動産屋さんに電話して、「現状確認で来ましたが異臭がして入れないんです。」と伝えると、しばらくして『すみません、借主さんに確認したらバルサン炊いたらしいです。バルサンの臭いが消えたら確認してください』とのこと。
私「え?(勝手にバルサンする!?)明日になっちゃうけど大丈夫ですか?」
不動産屋さん『ソファ運び込みのところを断って入れば大丈夫ですよ』
え~、マジですか。でもしょうがない。また翌日出直すことといたしました。
しかし明け渡し前に勝手にバルサンするものか?というモヤモヤが残りました。
そして現状確認やり直し日
そしてバルサンの臭いも消え去り、私にとっては現状確認の日、借主さんにとってはソファ運び込みの日。この日も朝9時くらいに訪問してみると貸家の庭にはウイングタイプの大型トラックが置いてありました。
入ってみると、家族総出でソファやらタンスやら大きい荷物をすべて運び込んでおります。「ソファだけじゃないんか!」とビックリし家に入ってみると引っ越し作業でてんやわんやです。これが賃貸開始の前日か。もうほぼ住める状態にしようとしているわけで、みなさんお忙しそうでした。そんな中で現状確認をするのは無理と判断しまた今夜に出直すこととしました。
その夜、夜21時くらいに誰もいなそうなことを確認し貸家に侵入してみました。真っ暗闇では現状確認ができないのでまずはブレーカーをあげにいくと既に入っている状態でした。「またクリーニング屋さんの落とし忘れ?」と思い部屋に入り電気をつけてみると、もう冷蔵庫やテレビが置いてあり生活感を感じます。気分は空き巣泥棒です。カーペットも敷いてあり現状確認が難しいです。工務店さんは信頼できる親戚の工務店さんでしたのである程度信用するしかありません。
エアコンの動作確認をしていると、かすかに「ブーン」と音がします。冷蔵庫が電源オンの状態でおいてあり、しかも中には食材がすでに入っておりました。
今日までの電気代はうちが払うんですけど?(しかも今日の夜はもうご飯作らないのかな。)
契約書にサインしても賃貸開始日より前日まではまだ私の家だと思うのですが…。ここまで自由にしてもいいもんでしょうか。住まなければ何してもいいわけではないと思うのですが…。
もう賃貸開始してから1年近く経過しておりますので、愚痴を書かせていただきました。
住みはじめてからは愛想よく住んでいただいておりますので、今では笑い話です。